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【自己紹介1】あいさつ

はじめまして、金子時菜(かねこ ときな)と申します。

石川県七尾市を拠点にフリーランスのメイクアップアーティストとして活動しています。

これから、普段の何気ない日常や、メイクのこと、フランスのことについて書き留めていこうと思います。

第一弾として、自己紹介を書いたのですが、思った以上に長くなりそうなので、自己紹介1としています。

金子時菜ってどんな人間なんだろうと・・少しでも興味を持って頂ければ幸いです。

Profile(プロフィール)

1997年 石川県七尾市出身
2016年 県内公立高校卒業
2017年 渡仏
2019年   ファッションウィーク パリコレクション初参加
メイクスクール Le conservatoire du maquillage 入学
2020年 ディプロム取得 / コロナ禍で帰国/フリーランスとして活動開始
2022年 TOKINA PARIS設立

メイクアップアーティストに憧れて

幼少期から母の影響を受け、人が美しく変化をすることに興味があった。

私が、メイクアップアーティストという単語を知ったのは、高校2年の1月。たまたま見かけた動画のパリコレのバックステージ。

そこで働く人たちの中で目についた、メイクアップアーティスト。

日本では、ヘアメイクさんがテレビや映画の裏側では女優さんやモデルさんにヘアとメイクをするが、メイクアップアーティストはメイクを専門にメイクのみを完璧に仕上げる。海外では、ヘア、メイク、ネイル全ての工程に専属のプロが着く。いわば、分業制でそれぞれで1つの作品を仕上げる。

美しさを人の手によって表現され、それが何千、何万という人が目にし、憧れたり、夢をみたり、また自分の美しさに取り入れたり、と他人のこころを踊らせる。そんな素敵な仕事だと思った。

フランスに降り立ったとき

初めてフランスに行ったのは、高校3年の夏。

受験期まっただ中の、反抗期まっさかり。

全てに不満を抱え、不安を抱えていた高校時代。

2週間のフランス旅行がその不満に少しのエッセンスを加え、和らいだ気がした。フランスの南を中心に観光し、真夏のキラキラした海と耳なれない言語、そして、多国籍な人々、全てが新鮮で、刺激的な2週間だった。

日本に帰国後、まるでその2週間夢を見ていたようなそんな気持ちにすらなった。

その時『私、パリに住んでみたい』とふんわりと思い始める。

高校卒業と同時期にフランスに行くことが決まった。

フランス生活の始まり

まず前置きとして、高校卒業したての私は、フランス語はもちろんのこと、英語すら得意ではなかった。言葉なんてまっさらな状態で、ひとりでフランスへ渡る。

今考えるととんでもないことをしているなと、鳥肌が立つ。

語学ができなければ生活もできない、まずはフランス・ボルドーという街で語学を習得。

初めの1年目は、どれだけ日本が生きやすく、生活しやすい場所だったかを実感し続けた。全部が想像を遥かに超えて違った。それでも周りの人にはすごく恵まれて、楽しい学生生活だった。

その頃、会う人会う人全員に「メイクアップアーティストになりたいんです!」っていい続けてたっけ…

そしたら、面白いことにパリコレで働いている方をご紹介いただき、念願叶ってパリコレに初参加。

それから少し経って、パリへ移住。メイクスクールへ入学。

入学日に先生が、「あなた達は、今日からメイクアップアーティストです」っていう言葉がとっても嬉しくて、そしてとても重い言葉だった。

《自己紹介2に続く。》

大学前の路面電車の駅
モンテニューモンテスキュー